私は、株式会社リクルートで勤務した後、宮城県警察に転職し、そこから約１８年間、警察官として勤務してきました。
警察官としては、刑事部門、組織犯罪対策部門、交通部門、生活安全部門と様々な業務を経験しましたし、東日本大震災のあった２０１１年には、遺体捜索の業務も行いました。
そして、東日本大震災の年に、生死に関わる大病を患ったこともあり、己の人生を見つめ直した結果、司法試験を目指すことになり、今に至ります。（今は、病気は寛解しており、極めて健康ですので、安心してお任せください。）

自分でも本当に波瀾万丈な人生を送ってきたと思いますし、だからこそ、多角的な視点で、依頼者に寄り添った弁護活動ができるのではないかと考えております。

さて、警察官から弁護士に転身した私は、刑事事件加害者弁護と交通事故をメインに取り扱っています。

どちらも警察官としての経験を活かし、多数の不起訴処分の獲得・刑事事件化阻止・示談成立に繋げてきました。

一方で、なぜ元警察官でありながら、刑事事件の加害者弁護を専門としているのかと聞かれることがよくあります。

それは、「普通の人」が刑事事件の加害者になってしまい、本人やそのご家族が苦しむ姿を見てきたからです。
普段は真面目で仕事熱心な「普通の人」、家族思いの「普通の人」でも、酔って誰かを殴ってしまったり、男女トラブルのもつれから、不同意わいせつや不同意性交等の被疑者になってしまったり、仕事等のストレスから盗撮や窃盗を行ってしまったりすることがあります。
もちろん、どんな理由であれ、社会的には許されないことかもしれませんが、加害者本人が心から反省しており、被害者に対しても謝罪の意思を強く抱いているのであれば、たった一度の過ちに限り、何とか助けてあげたいと考えております。
私自身も、明日、交通事故の加害者になってしまうかもしれませんし、予期せぬことで誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれません。
そういった人生最大の危機を救える存在になりたいと考えております。

そして、加害者と言われる方にも、守るべき家族や仕事があります。
私は、依頼者に関わる全ての方にとって最善の結果となるように、家族や会社のフォローも含めた弁護活動を行っています。
また、再犯防止に向けて、事件解決後も、依頼者やそのご家族の相談を受けたり、依存症や性癖等を治療する必要があると判断した場合には、積極的に医療機関に繋いだりしております。

加害者を罰することだけが全てではなく、刑事弁護の一環として被害者を救済し、加害者を更生に導くことが、今の弁護士としての私にできることだと考えております。

このため、私が弁護するのは、原則として初犯の方のみです。加えて、心から反省しており、二度と再犯はしないと心に誓っている方でなければ、お手伝いすることはできません。
また、被害者がいる場合には、被害者への謝罪をする意思が無ければ、受任しない方針としています。
加えて、初犯であっても、凶悪犯罪の加害者弁護は行いませんし、反社会的勢力の方のご相談もお断りしております。

信念を持って全力で弁護するためにも、依頼をお断りする場合があることをご容赦いただければと思います。

その分、受任した場合には、全力で弁護させていただきます。

なお、刑事事件や交通事故の関係者になってしまった場合には、不安で仕方のない毎日が続きます。
このため、少しでも依頼者やご家族の不安を解消できるように、弁護士直通の携帯電話の番号を開示したり、LINEで24時間いつでも相談できる体制を整えております。
事件を解決するだけでなく、依頼者やご家族の心のケアも大切にしております。

最後になりますが、元警察官と聞くと、少し怖いイメージを持たれるかもしれませんが、私は元々民間企業で営業していたこともあり、一見すると警察官らしくはないです。そして、弁護士らしくもないです。
親しみやすく、相談しやすい、型にはまらない弁護士だと自負しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

刑事事件や交通事故といえば、「佐藤英之弁護士」と言っていただけるように、今後も精進してまいります。